
狼と香辛料
連載中狼と香辛料
クラフト・ロレンスは、馬車と馬とともに村々を巡る行商人。物々交換と旅路に明け暮れる孤独な生活に慣れていた。そんなある夜、彼は自分の荷車に、狼の耳と尻尾を持つ若い娘がいるのを見つける。彼女はホロと名乗り、その地方で崇められてきた豊穣の古い神だと言う。
ホロは、もはや感謝を示さなくなった人々の土地を守ることに疲れ果てていた。そしてロレンスに取引を持ちかける。自分を遠くへ連れて行ってくれれば、「賢狼」として名高いその知恵を彼のために役立てよう、と。商人はこれを受け入れ、二人は旅に出る。商売の日々に、誇り高く聡明な神の存在が混ざり合っていく。
旅を進めるうちに、ロレンスは狼の神と共に旅をすることが、利点と同じだけの面倒ももたらすことを知る。そして、商売上の関心と、より深い絆との境界線は、次第に引きにくくなっていくのだった。
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