
オールドボーイ
完結オールドボーイ
後藤真一は、私設牢獄の小さな部屋で、薬を盛られ混乱した状態で目を覚ます。誰が自分を拉致したのか、なぜ監禁されているのかもわからず、看守たちは彼の問いに一切答えない。十年間、外界との唯一の接点はテレビと看守たちの声だけだった。
強制された孤立は彼の正気を蝕んでいく。生き延びるために心と体を鍛え上げ、彼は冷酷で危険な男へと変貌する。ある日、何の説明もなく監禁は終わる。彼は眠らされ、トランクに押し込まれ、公園に捨てられた。
目を覚ました後藤は自由の身となるが、世界は変わり果て、かつての人生は失われていた。失うものは何もない彼は、監禁の責任者を探し始める。やがて、拉致の首謀者がまだ自分との決着をつけていないことを知り、勝者だけが生き残る歪んだゲームが始まる。