人類は衰退しました ようせい、しますか?
完結人類は衰退しました ようせい、しますか?
出生率の急落により人類が衰退を始めてから、数世紀が過ぎた。地上でもっとも繁栄している種は、今や妖精たちだった。体長わずか十センチほどでありながら、高い知性を備えた生き物である。そんな時代に、ひとりの若い女性が故郷の村へ戻ってくる。人間と妖精のあいだを取り持つ公的な仲介役として、祖父の仕事を手伝うためだった。
彼女が気軽に考えていたその仕事は、すぐに予想外の難題となる。挨拶のために妖精たちの生息地を訪ねた彼女は、自分が彼らから巨大で恐ろしく、ほとんど神のような存在として見られていることに気づく。信頼を得るのは簡単ではない。本当に友達になりたいのだと納得してもらうには、おいしい差し入れをたくさん用意する必要がありそうだ。
こうして、予測不能な妖精たちとの共同生活が始まる。人類がもはや地球の支配者ではなくなった世界での、彼女の日々が幕を開ける。
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2007