破壊せよ、と笑いは言った 現代マンガ選集
完結破壊せよ、と笑いは言った 現代マンガ選集
日本を代表するギャグマンガ家たちによる短編25作品を収めたアンソロジー。齋藤宣彦の選により、不条理な笑いやパロディからブラックなコメディまで、時代ごとのギャグマンガの変遷をたどることができる。作家ごとに異なる作風が、風刺や世相描写、実験的な語り口という多彩な切り口を見せる。
いたずら好きな子どもたちや風変わりな登場人物が織りなす物語から、マンガというメディア自体の約束事を揺さぶる作品まで、収録作の幅は広い。ステレオタイプを巧みに利用し、既存のジャンルを笑いのめし、滑稽さと不気味さの境界を探る作品も並ぶ。折衷的な編集方針によって、時代を築いた作家たちの創造性と不遜さが際立つ一冊となっている。
単なる作品集にとどまらず、笑いが社会や人間の本質を映し出す鏡となる、日本のコメディマンガ史を巡る旅でもある。
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