
死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く
完結死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く
オリビアは、戻らずの森の神殿で謎の男Zに発見された時、まだ赤ん坊だった。その日から、神殿は彼女の家となり、Zは家族となる。この死の神は、世界の慣習、戦闘、そして忘れ去られた魔術を彼女に教え込んだ。やがてZが何の痕跡も残さず姿を消す日まで。
漆黒の剣を手に、オリビアは師を探すため初めて森を後にする。外の世界は平和ではなかった。大陸を容赦ない戦争が覆い、アスベルト帝国と、劣勢に立たされるフェルネスト王国が激突していた。不気味な供物を携えてフェルネストの前に現れ、自ら志願したオリビアを、王国軍はためらうことなく迎え入れる。超人的な技量を持つこの戦士を。
Zのもとでの訓練により、彼女は瞬く間に戦場で無敵の存在となり、戦局を変えうる鍵となる。しかし、社会性の完全な欠如と軍規への軽蔑が新たな課題を突きつける。フェルネストは、これほど致命的で手に負えない武器を受け入れられるのか。