
性別「モナリザ」の君へ。
完結性別「モナリザ」の君へ。
人は生まれながらに性別が定まっておらず、十二歳を迎える頃、それぞれの体は望む性へと変化していく世界。有馬ひなせはその例外だった。十八歳を迎えても体は変わらず、幼なじみの明るい律と物静かな汐里に支えられ、これまで自分の在りように満足して生きてきた。
しかし、その平穏は突然崩れる。同じ日に律と汐里、二人から想いを告白されたのだ。これまで恋愛感情も性的な欲求も抱いたことのないひなせは、戸惑い、どちらにも応えられずにいた。高校最後の年を目前に控え、社会からの圧力と大人への移り変わりが、ひなせに自身のアイデンティティと向き合う決断を迫る。
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