
傍観者、●●ちゃん
連載中傍観者、●●ちゃん
ヘジョンは日々のストレスから逃れるため、小説を読むのが趣味だった。ある夜、眠りに落ちた後、目を覚ますと、そこはお気に入りの小説『野獣の花』の世界。それは、主人公が皇太子、ハンサムな公爵、魔法塔の主という三人の求婚者から一人を選ぶ、ファンタジー・ロマンスの物語だった。
問題は、彼女がヒロインではなく、誰からも軽蔑される子爵家の端役の悪女、ラテ・エクトリーになっていたこと。ロマンスの主役になる可能性はないと悟ったラテは、男性同士の恋愛小説を書くことに専念し、ポップコーンを片手に、傍観者としてドラマを楽しむことにした。
それから十年後、ヒロインのイベリンが皇太子の誕生日パーティーに登場しようとしていた。ラテはその光景を物陰から眺めるつもりでいたが、自分の行動がすでに物語を変えてしまっており、男性主人公の一人が彼女に目を留め始めていることには気づいていなかった。
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