
ファタモルガーナの館 ―The house in Fata morgana― あなたの原典に至る物語
完結ファタモルガーナの館 ―The house in Fata morgana― あなたの原典に至る物語
古びて朽ち果てた洋館で、あなたは目を覚ます。目の前に立つのは、緑の瞳を持つ女。彼女は自らをあなたのメイドと名乗り、あなたこそがこの館の主だと告げる。だが、あなたには記憶がなく、自分が何者なのかも、生きているのかどうかさえも定かではない。
メイドは、誰もいない館の部屋を巡るようあなたを誘う。かつてこの館に住んだ者たちが味わった悲劇を目にすることで、その中にあなた自身の痕跡を見つけられるかもしれないという。
最初の扉の先に待つのは1603年。芸術が花開いた時代、離れがたく結ばれたローズ家の兄妹が薔薇園で遊んでいる。しかし、誰もが二人の幸せを喜んでいるわけではない。第二の扉は1707年へと続く。館は廃墟と化し、安らぎを求める獣が、自らの内なる野蛮に屈していく。第三の扉が開くのは1869年。技術革新の時代、野心に燃える鉄道事業家が権力への執着のあまり妻を虐げ、顧みることもない。
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