おむすびの転がる町
完結おむすびの転がる町
十三の短編と、イラストエッセイ、日記、著者自身による解説を収録した作品集。物語の舞台となるのは、どこにでもあるような日常の風景。しかし、そのなかには現実と幻想がさりげなく、しかし確かに混ざり合っている。読者はページをめくるたびに、日常のすぐ隣にある不思議な世界へと誘われる。
伝説の生き物を探し求める話、観光地として知られる山を探索する話、虫を使ったケーキを作る話、まだ見ぬ新たな土地を発見する話など、各章はどれも独自の視点から日常を切り取っている。何気ない出来事が、ふとした瞬間に特別な体験へと変わる瞬間を、panpanyaは丁寧に描き出す。
巻末には、おむすびが転がる不思議な町をめぐる表題作を収録。現実と幻想が静かに交差する、この作品集の世界を象徴する一編となっている。
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