
二匹目の金魚
完結二匹目の金魚
動物係を任されたクラス委員が、一匹の金魚を川に逃がしてしまう。その出来事をきっかけに、日常に幻想が溶け込んだ物語が次々と紡がれていく。主人公の少女は、かくれんぼのような単純な遊びの規則に深い意味が隠されていることに気づいたり、家の片付けが大切な思い出を残したい気持ちとぶつかったり、お守りの販売の裏に非常に正確な生産工程があることを知ったりと、身近な生活の小さな謎を探求していく。
各章は日常の観察と幻想的な要素を組み合わせ、当たり前だと思っていることについて改めて考えさせてくれる。さらに、作者自身の日記や各物語に関する注釈も収録されており、創作の過程を間近に垣間見ることができる。
身の回りの小さなものごとを巡る、繊細で示唆に富んだ旅。非凡なものは、最もありふれた場所にこそ隠れている。
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