
熱帯魚は雪に焦がれる
完結熱帯魚は雪に焦がれる
天野小夏は、父親の海外転勤に伴い、愛媛県の海沿いの町に住む叔母のもとへ引っ越してきた。新しい学校では孤独を感じ、居場所を見つけられずにいたが、ある日、上級生の帆波小雪と出会う。小雪は誰からも憧れられる存在でありながら、同級生たちからは近寄りがたく、手の届かない人物だと思われていた。
小雪は水族館部の唯一の部員で、その活動が彼女の孤立感をさらに強めていた。小夏は小雪に近づきたいと思い、水族館部への入部を決意する。それから二人は一緒に時間を過ごすようになり、互いに多くの共通点があることに気づいていく。どちらも深い孤独を抱え、自分の気持ちをうまく表現できないのだ。
イモリや魚、そして沈黙を交わすうちに、二人の友情は互いにとってかけがえのないものになっていく。しかし、内気な性格と自分の感情に名前をつける難しさが、二人の関係を複雑にしていく。小夏と小雪は、互いが自分にとってどんな存在なのかを見つめ直し、自分の気持ちと向き合う勇気を見つけなければならない。
もし気に入ったら、こちらもどうぞ
この作品とジャンルを共有する作品。