
神様がうそをつく。
完結神様がうそをつく。
七尾ナツルは11歳。サッカーチームのエースストライカーだが、転校して間もなく起きたある出来事がきっかけで、女の子と話すのが苦手になってしまった。母親と二人暮らしで、プロサッカー選手になることを夢見ている。そんな彼の日常は、夏休みを目前に控えたある日、おとなしくて近寄りがたいクラスメイトの鈴村理生が突然声をかけてきたことで変わり始める。
学校の外で理生と再会したナツルは、彼女が弟の勇太と二人きりで、荒れて汚れた家に住んでいることを知る。理生は何があってもこのことを秘密にしようとするが、ナツルはサッカーの合宿をさぼり、母親にも隠して、次第に二人と過ごす時間を増やしていく。
夏が進むにつれ、三人の脆い幸せは、鈴村姉弟を取り巻く暗い秘密と、それぞれが自分自身や他人についている嘘によって脅かされていく。
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