
イサック
完結イサック
1620年、ヨーロッパは三十年戦争へと発展する争乱のただ中にあった。カトリックとプロテスタントが剣と火薬を交える戦場で、一際異彩を放つ傭兵がいる。特異な機構の火縄銃を携えた日本の武人、イサックである。
イサックは地球の反対側から、ある復讐の使命を帯びて渡欧してきた。日本で師を殺め、ヨーロッパへ逃亡した男を見つけ出し、討つこと。標的が交戦中のいずれかの軍勢に身を投じたと睨んだイサックは、自ら傭兵として戦争に加わる。その武芸を頼みに大陸の殺戮を生き延びながら、個人的な探索を進めていく。