
冷たい校舎の時は止まる
完結冷たい校舎の時は止まる
凍てつく冬の日、登校した浩と瑞希は、校内が誰もいないことに気づく。やがて集まった八人の生徒たちは、外へ出ることも、外部と連絡を取ることもできないまま、校舎に閉じ込められてしまう。すべての時計は、不吉な時刻である午後五時五十三分で止まっていた。
やがて彼らは、その時刻が数か月前に屋上から飛び降り自殺をした生徒のものだと知る。だが、八人の誰もが、その人物が誰だったのか思い出せない。凍りついた時間のなか、断片的な記憶と秘密に囲まれた彼らは、亡き生徒の正体を突き止めなければならない。過去が追いつき、自分たちも同じ運命をたどる前に。
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