キャプテン翼の作者、登場人物がどのサッカー選手に似ているかを明かす
高橋陽一にとってメッシは現実の翼であり、クリスティアーノは日向を体現している。スペイン人選手ではペドリが最も当てはまる。
「 キャプテン翼 」(Supercampeones)の作者、高橋陽一が登場人物に実在の選手の名前を重ねた。マラガのマンガサロンでのインタビューで、漫画家はレオ・メッシが大空翼を最もよく体現する現役選手だと説明し、クリスティアーノ・ロナウドには日向小次郎を重ねるという。スペイン人選手では、主人公に最も似ているのはペドリだとした。
高橋は、サッカー漫画を描くアイデアは1978年のアルゼンチン・ワールドカップを見て浮かんだと明かす。翼を生み出すにあたり、日本でもプレーしたブラジル人のジーコと、ディエゴ・アルマンド・マラドーナという2人のレジェンドを参考にした。爆発的な性格のフォワード、日向は事情が異なる。作者は当初明確なモデルがいなかったが、クリスティアーノ・ロナウドが現れたとき、彼こそがこのキャラクターの完璧な写しだと確信したと認めている。
なぜ野球ではなくサッカーを選んだのか
70年代末の日本では、書店に野球漫画があふれていた。一方サッカーは、ほぼ手つかずの領域だった。両方のスポーツのファンだった高橋は、そこにチャンスを見いだした。「努力によって夢を育てていく少年を描きたかったし、ついでにサッカーの楽しさも伝えたかった」と語る。その2つのアイデアが作品全体を支えているという。
インタビューでは、熱心なファン向けの小ネタもいくつか飛び出した。双子の立花政夫と和夫のアクロバットは、例えばサッカー場から生まれたものではない。有名なスカイラブハリケーンは、高橋がプロレスを見ていて思いついた。レスラーが吹き飛ばされるのを見て、あの動きは試合で映えるだろうと考えたのだ。そして翼の永遠のライバルであるGK若林源三のありえない跳躍は、壁を蹴って飛び上がる格闘技に由来する。漫画では、若林がゴールポストで同じことをする。
高橋が描くスペイン対日本の決勝戦は?
スペインと日本による仮想のワールドカップ決勝をどう描くかと聞かれると、高橋は迷わなかった。現実でその試合を観戦できれば最高だが、描くとなれば勝つのは日本だという。「自分の国を応援しないとね」と冗談を交えて話す。
40年以上の歴史を持つ キャプテン翼 は、いまも何世代もの読者や視聴者にとってサッカーへの最大の入り口であり続けている。作者自身が登場人物をメッシやクリスティアーノ、ペドリと重ねることは、この作品の世界がいかに生き続けているかを示す一例だ。
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