
うた∽かた - 初冬の双夏
完結うた∽かた - 初冬の双夏
冬の鎌倉。いちかは、親友の皐月から「真夏を見かけた」と聞かされて驚く。真夏はもう、自分たちのそばにはいないはずだったからだ。信じられないいちかだったが、15歳の誕生日を目前に控えたある日、引き出しにしまっていた真夏の鏡の欠片が忽然と姿を消してしまう。
その夜、いちかの前に現れたのは、真夏とうり二つの双子の妹だと名乗る少女・真冬だった。いたずらっぽい笑みを浮かべる彼女の出現は、過去の記憶と疑念を呼び覚まし、いちかを新たな謎へと引きずり込んでいく。消えた鏡の欠片と、かつての親友の存在——すべてが繋がっているかのように。
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