
うるわしの宵の月
完結うるわしの宵の月
滝口宵は、その魅力的で男性的な容姿から、誰もが「王子」と呼ぶ高校生。周囲から表面的にしか見られないことに慣れ、静かな日々を送っていた宵だったが、同じく学校のもう一人の「王子」と呼ばれる市村琥珀と出会う。他の人とは違い、琥珀は宵を女の子として扱い、「美しい」と呼ぶ。その言葉に宵はこれまでにない戸惑いを覚える。
琥珀は「王子」とは正反対の性格で、ずうずうしく、自分のやりたいように振る舞う。けれども、彼のまなざしや褒め言葉が、宵を初めて緊張させる。距離を置こうとしても、琥珀は彼女に近づこうと決めているようで、宵は自分の心に巻き起こるざわめきを無視できない。
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