
もも子、かえるの歌がきこえるよ
完結もも子、かえるの歌がきこえるよ
もも子は、身体的・知的障害を持つ女の子で、特別支援学校に通っている。毎朝、双子の弟である力が普通の学校へ出かけていく姿を見ると、もも子の心には自分だけがその世界から取り残されているような悔しさが込み上げてくる。この繰り返される朝の光景が、彼女と家族の日々のリズムを刻んでいる。\n\n物語の中心にあるのは、自分の現実を受け入れようともがくもも子の心の葛藤と、彼女をなだめ支えようとする家族の献身的な姿だ。大好きな歌「かえるの歌」は、彼女の不安を鎮め、心を通わせることのできる唯一のよりどころとなる。その歌を通して、もも子の日常に潜む深いやさしさと、共に生きることの難しさが浮かび上がっていく。