
キミとボク
完結キミとボク
漫画家を目指す青年が、愛猫と共に日々を過ごしている。物語はその猫の視点から語られ、飼い主が絵を描き、食事をし、休息する姿を、猫は好奇心をもって見つめている。出会いは、猫がまだ捨てられた子猫だった頃。青年に拾われたその日から、二人は静かでありながら深い友情を育んでいく。何気ない日常の積み重ねが、彼らの絆を強くしていった。
しかし、時は容赦なく流れていく。青年が漫画の出版という夢を追いかける傍らで、猫は年老いていく。やがて猫の体調は悪化し、二人は避けられない別れと向き合わなければならなくなる。猫の目を通して優しく描かれるその別れは、一つの時代の終わりを告げ、漫画家の心に消えることのない痕跡を残す。彼はその思い出の中に、前に進み続けるためのインスピレーションを見出すのだった。