
君の膵臓をたべたい
完結君の膵臓をたべたい
孤独で読書好きな青年は、周囲に対して距離を置く姿勢を保っていたが、病院の待合室で一冊のノートを拾う。表紙には手書きで「共病文庫」と記されていた。やがて、それが明るく人気者のクラスメイト、山内桜良の秘密の日記であることを知る。彼女は治る見込みのない膵臓の病を患っており、余命がわずかであると打ち明ける。その告白を受けても彼は同情を見せなかったが、桜良のひたむきな生命力に押され、残された日々に付き合うことを承諾する。
正反対の二人が関わるうちに、桜良の屈託のない態度と予測不能な行動が、主人公の無感動な日常を揺さぶっていく。一瞬一瞬を精一杯生きようとする彼女の姿に、彼も次第に心を開き、生きることの本当の意味に触れていく。