かぜの日
完結かぜの日
若い女性が、軽い体調不良とともに自室で目を覚ます。風の強い日で、半開きの窓からは涼やかな空気が流れ込んでくる。朝の習慣は、ささやかな仕草の避難所へと変わっていく。お茶を淹れること、猫を撫でること、カーテンが揺れるのを眺めること。
不調は深刻なものではないが、日常をより親密なものへと変えていく。少女はゆっくりと動き、日々の忙しさが普段は隠してしまう細部に立ち止まる。外の風は心配事をさらっていくようで、ただ現在だけを残していく。
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