
異星人の冬
完結異星人の冬
春という名の青年は、冬がひときわ寒く孤独な小さな海辺の町に暮らしている。学校と病床の祖母の世話に追われる毎日を送りながら、単調な日々の中で生きる意味を見いだせずにいた。そんな折、吹雪の海岸に現れた謎めいた少女と出会い、すべてが変わり始める。
過去も素性も思い出せないその少女は、時間の中に迷い込んだかのようだった。春は彼女の記憶を取り戻す手助けをしようとするが、やがて彼女の存在が毎冬起こる不思議な現象と深く結びついていることに気づく。冬が深まるにつれ、二人は彼女の正体と、この出会いが持つ意味に向き合わざるを得なくなる。