
蛍火の杜へ
完結蛍火の杜へ
ある夏休み、祖父の家を訪れていた少女・竹川蛍は、伝説で「神様が住む」と言われる山神の森で迷子になってしまう。泣きじゃくる蛍の前に現れたのは、仮面をつけた謎の青年・ギンだった。彼は蛍を森の外へ送り届けようとするが、嬉しさのあまり抱きつこうとした蛍を、ギンはとっさに避けてしまう。
やがて蛍は、ギンが「人間に触れると消えてしまう」という呪いをかけられた存在であることを知る。もう来るなと言うギンだったが、蛍は毎年夏になると森を訪れ、二人は会い続けた。歳を重ねるごとに、二人の友情はやがて深い恋心へと変わっていく。
触れることさえ許されない、運命に阻まれた二人。それでも二人は、限られた夏の時間を共に過ごしながら、決して叶うことのない想いを募らせていく。
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