ドラゴン・ハート―霊界探訪記―
完結ドラゴン・ハート―霊界探訪記―
東京に住む中学生の竜介は、夏休みを利用して徳島を訪れ、同い年の従妹・朋美と再会する。二人で穴吹川へ遊びに出かけた際、強い流れに呑み込まれてしまう。
川底へ沈んでいく中、一頭の竜が彼らを救い出し、謎めいた老人のもとへ連れていく。老人は、二人がすでに死んでいること、しかし霊界を探検し、自らの人生の使命を見つければ生き返ることができると告げる。戸惑いながらも決意を固めた竜介と朋美は、不気味な1960年代の村へと足を踏み入れる。そこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖の数々だった。殺し合う犯罪者たち、患者を傷つける医師、そして何度も死と蘇生を繰り返す魂。二人はやがて、ここが地獄であることを悟る。しかし、この世を超えた彼らの冒険は、まだ始まったばかりだった。