
どうせ、恋してしまうんだ。
完結どうせ、恋してしまうんだ。
2020年7月、西野水帆は17歳の誕生日を迎えるが、それは人生最悪の一日に思えた。憧れの先輩に近づく機会を逃し、両親は誕生日を忘れ、さらに新型感染症の流行で楽しみにしていた学校行事はすべて中止になってしまう。きらめく青春なんて訪れないと諦めかけた水帆だったが、幼なじみの輝月が「彼氏にしてほしい」と告白してきたことで、その景色は変わり始める。
恋愛経験のない水帆は一度は断るものの、輝月は本気で、彼女の心を射止めようとまっすぐに向き合ってくる。彼が隠していた想いをあらわにするにつれ、水帆は戸惑いながらも、幼い頃から続く五人組の友情が壊れてしまうのではないかと不安を抱くようになる。
そんな中、残る三人の男友達もまた水帆に特別な感情を抱いているらしいことが見えてきて、事態はさらに複雑に。水帆は、かけがえのない絆を壊さずに、この感情の渦を乗り越えなければならなくなる。