
かみちゃまかりん
完結かみちゃまかりん
花園花鈴はごく普通の、あまり運に恵まれない女の子。スポーツは苦手、成績も振るわず、大切にしていた猫を亡くしてからは、これまで以上に孤独を感じていた。彼女の唯一の心の支えは、母が残してくれた指輪。いつか状況が変わることを願いながら、その指輪を握りしめて日々を過ごしていた。
ある日、花鈴は九条和音という少年と出会う。神を探しているという彼はぶっきらぼうで、猫の墓の前で悲しみに暮れる花鈴を責めるような言葉を投げかける。その口論をきっかけに、花鈴の中で何かが目覚める。母の指輪が輝き出し、彼女に神の力を授けたのだ。その力は、花鈴を小さな女神へと変身させる。
やがて花鈴は、同じ力を持つ者が自分だけではないこと、そして自分の指輪がもっと危険な存在たちの関心を引いていることを知る。和音とともに、彼のいとこである姫香と指輪を、烏丸霧夫の企みから守らなければならなくなる。