
星のポン子と豆腐屋れい子
完結星のポン子と豆腐屋れい子
れい子と弟は、実家の豆腐屋の近くで、翼の生えた猫のような奇妙な生き物が空腹でうろついているのを見つける。どう扱っていいかわからないまま、二人はそれを家に隠すことにした。
驚いたことに、その小さな生き物は言葉を話し、自分は宇宙のセールスマンだと名乗る。そして、地球に豊富にあるという「ハヒセ」と引き換えに、最先端の技術を提供すると持ちかけてくる。兄弟にはハヒセが何なのかさっぱりわからないが、差し出された技術の中には、どんなものでも複製できる装置があり、お金さえも増やせるという。
その取引がもたらすかもしれないものに心を動かされ、れい子と弟は条件をよく理解しないまま承諾してしまう。それを境に、れい子の日常は少しずつ狂い始め、はるかに暗い方向へと進んでいく。