
花と悪魔
完結花と悪魔
十五年前、悪魔のヴィヴィは魔界を離れ、人間界に住み着いた。ある夜、彼は自分の屋敷の前に捨てられていた赤ん坊を見つけ、気まぐれから「退屈しのぎに」とその子を手元に置くことにした。彼はその子をハナと名付けた。
それから十四年、ハナは今もヴィヴィのそばで暮らし、彼に対して揺るぎない忠誠を向けている。これまでずっと距離を置き、無頓着に振る舞ってきたヴィヴィだったが、常に自分を慕う少女の存在に戸惑いを覚え始める。
コミカルで不思議な出来事に満ちた二人の日常が続く中で、ヴィヴィはこのまま無関心を装い続けられるのか、それともハナとの関係が自分の中で何かを変えてしまうのか、自問することになる。