
バタフライ・ストレージ
完結バタフライ・ストレージ
人が死ぬと、魂は蝶の姿となって体を離れる。その蝶は、完全に消え去るまでの49日間、故人の思考と意識を保ち続ける。国の機関である死の庁は、この蝶を捕獲・保存・管理する役割を担っており、遺族は立体ホログラムを通じて故人と対話することができる。
小野は14年前の航空事故で家族全員を失った。しかし、双子の妹・千里の体は無傷のまま残されたものの、彼女の蝶は事故の最中に盗まれ、意識のない植物状態に陥っていた。妹の魂を取り戻すため、小野は死の庁に加わる。そこは死者の魂を管理するだけでなく、蝶が悪しき者の手に渡るのを防ぐことも任務とする組織だった。殺さず、死なず、使命を果たすために。
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