NARUTOとNINKŪが全4話のアニメで共演 岸本斉史が自身の原点に捧げるオマージュ
『NARUTO』作者の岸本斉史は、90年代に自分を夢中にさせた桐山光侍の漫画『NINKŪ -忍空-』の続きが読みたくて同作を描いたと明かした。
多くの NARUTO ファンが長年抱いてきた疑いは、ついに確信に変わった。岸本斉史が金髪の忍者を描き始めたのは、 NINKŪ -忍空-の続きがどうなるのか知りたかったからだ。同作は桐山光侍が 週刊少年ジャンプ で1993年から1995年まで連載していた漫画である。そしてそれから30年、両作品がまったく新しいアニメで出会うことになった。
発表は10月10日、ニューヨーク・コミコン2026のパネル「NARUTO: What's Next?」で行われた。岸本は登壇しなかったが、彼のメッセージが観客の前で読み上げられた。「 NARUTO を描いたのは、 NINKŪの続きが見たかったから。 NINKŪがなければ、 NARUTO は存在しなかった」
その恩を形にしたのが NARUTO×NINKŪだ。両作者が監修を務めるオリジナルストーリーの全4話シリーズで、物語は第7班の任務から始まる。NARUTOが異世界で迷子になり、そこで NINKŪの主人公・風助たちと出会う。それ以外の詳細は、今のところ謎に包まれている。
おなじみのスタッフ陣
制作を手がけるのは スタジオぴえろ。2002年から NARUTO の世界をアニメ化し続けてきたスタジオだ。監督は 阿部記之で、オリジナルアニメの大部分を手がけた人物。キャラクターデザインは 西尾鉄也と、こちらもフランチャイズを支えてきた重要人物が名を連ねる。
キャストもオリジナルの声優が続投する。うずまきナルト役の竹内順子、うちはサスケ役の杉山紀彰、風助役の松本梨香。このシリーズとともに育った世代にとって、あの声が再び揃うのを聞くのは、まさにタイムトリップだ。
音楽はFLOWが担当する。オープニングは GO!!! 、エンディングは Viva★Rock。どちらも一世代の感情に刻まれたサウンドトラックの一部となっている曲だ。
NINKŪとは何か、なぜ重要なのか
NINKŪ -忍空- は、桐山光侍が 週刊少年ジャンプ で1993年から1995年まで連載した武道と忍者の漫画だ。アニメ化もされたが、未完に終わった。岸本はいくつかのインタビューで語っているように、その「終わっていない物語」という感覚こそが、彼を自身の忍者漫画の創作へと駆り立てたのだった。
この企画が特別なのは、よくある商業的なクロスオーバーではない点だ。岸本は桐山に直接許可を求め、両者が脚本の監修に名を連ねる。作者自身の言葉を借りれば、 NINKŪ から受け取ったものを返すための方法なのだ。
プロモーションアートからもそのトーンが見て取れる。 NARUTO の第7班と NINKŪ のキャラクターたちが同じ画面に並び、二つのビジュアルスタイルが互いを邪魔することなく共存している。カカシが風助の隣に立つ姿は、実際に目の当たりにするまで自分が必要としていたと気づかなかった種類の絵だ。
すべてを包括するPROJECT RASENGAN
このアニメは PROJECT RASENGANと呼ばれるより大きなプロジェクトの一部で、 NARUTO と BORUTO の世界を漫画、アニメ、ゲームなどの様々な形で拡張していくことを目指している。コミコンではロードマップの一部が公開されたが、詳細の多くはまだ明かされていない。
その中には岸本の新作漫画 NARUTO: Shadow Risingも含まれており、こちらも同イベントで発表された。ティザーでは火影岩に七つ目の顔が彫られる様子と第7班のメンバーが映し出されたが、ストーリーについては何も明かされていない。
次の情報は ジャンプフェスタ2027で発表される予定だ。12月19日と20日に幕張メッセで開催される。アニメの放送日や新作漫画のさらなる情報など、具体的な発表が期待されている。
今は待つしかないが、岸本が自身に影響を与えた漫画と向き合う姿は、まだ1話も存在しないうちから心を揺さぶるものがある。
言及された作品
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