『My Sweet Marriage to My Ex-Nemesis』のアニメ化が決定
KADOKAWAが鵜造利道のライトノベルのテレビアニメ化を正式発表。監督は濁川敦。
KADOKAWAが大きな発表を行った。 『My Sweet Marriage to My Ex-Nemesis』 (『組織の宿敵と結婚したらめちゃ甘い』)がアニメ化される。出版社が正式に認め、制作チームもすでに決まっている。
監督はアンキチ工房の濁川敦が務める。濁川は 『異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~』を手がけており、ライトなファンタジーと家族的な掛け合いの両方を心得ている。脚本の監修と執筆を担当するのは大知慶一郎で、 『五等分の花嫁』 や 『Summer Pockets』を経てきた実績のある名前だ。キャラクターデザインは中野友貴が担当する。
発表を記念して、原作イラストレーターの林けゐが記念イラストを公開した。現時点で放送日や声優陣は未発表。
ライトノベルのアニメ化を記念したイラスト。宿敵同士から新婚夫婦へ
設定はすぐに引き込まれるものだ。西河ロシと凪切リツカは超能力を持つ二人の戦士で、長年敵対する組織を率いてきた。二人の決二人の決闘は熾烈で、容赦がなかった。しかし組織は解散し、その対立関係は予想外の方向へ進んだ。付き合い始め、やがて結婚したのだ。
今は武器を結婚の誓いに持ち替え、甘い日常を送ろうとしている。問題は、かつての戦闘習慣や過去の言い争いがロマンスの最中に顔を出すことだ。戦場で殺し合おうとしていた相手とスーパーで買い物をするというのは、これ以上ないほどカオスな状況で、そこが面白さでもある。
アニメ化発表を記念した林けゐの特別イラスト。若いフランチャイズの急成長
原作ライトノベルは鵜造利道、イラストは林けゐ。2023年10月にKADOKAWAの電撃文庫から刊行が始まった。3年足らずでアニメ化が決まり、読者を増やし続けてきた作品にとって順調な歩みだ。
フランチャイズにはしいめによるコミカライズ版もあり、 『電撃マオウ』 で2024年11月から連載中だ。つまり、アニメ放送前から二つの媒体でファン層が広がっていることになる。
注目したいのは、ロマンティックコメディがまだ新鮮な切り口を見つけている点だ。単なる「敵から恋人へ」ではなく、結婚後に何が起きるか、殺し合う訓練を積んだ二人が誰が皿を洗うかを決めなければならない状況を描く。緊張は消えるのではなく、形を変える。それがうまく描ければ、十分に面白くなる。
あとはアニメがその優しさと不条理の混ざり合いを捉えられるかどうかだ。脚本に大知がいるなら、コメディのテンポには期待できる。監督に濁川がいるなら、ファンタジーの舞台設定もきちんと仕上がるはずだ。あとは予告編と放送時期の発表を待つだけだ。
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