「Attack on Titan: The Musical」2027年に初のワールドツアー開催を発表
諫山創の漫画を原作とするミュージカルが、東京と大阪で演じた日本人キャストとともに4月にシンガポールで開幕する。
諫山創の漫画 「進撃の巨人」 がエレン・イェーガーの物語を閉じてから5年、その人物が戻ってくる。アニメの続編でも特別編でもなく、舞台の上に。 「Attack on Titan: The Musical」 は2026年10月13日、初のワールドツアーを発表した。2027年4月15日から5月2日まで、マリーナベイ・サンズのサンズ・シアターでシンガポール公演を行う。
この日本発の舞台は2023年から大阪と東京で劇場を満員にしてきた。2024年10月にはニューヨークで単発の海外公演も行っている。今回はツアーへと踏み出す。主催者によれば複数の国を回る予定だが、今のところ確定しているのはシンガポール公演のみだ。
原作者の諫山創は、この新たな段階への期待を隠さなかった。公式サイトが伝えたコメントの中で、実際に舞台を観たときにその力強さに圧倒され、この物語を語るのにミュージカルは完璧な手段だと思ったと述べている。自身の作品がアニメ、映画、ゲームへと展開されるのを見てきた人物の言葉だけに、軽くはない。
「Attack on Titan: The Musical」ワールドツアー公式ポスター。エレンは戻る。ただし、記憶にある姿とは違う
エレン・イェーガーが再び脚光を浴びるのは、この人物への向き合い直しという面もある。彼の物語は今も現代アニメで最も評価が分かれるものの一つだ。母の死をきっかけに巨人を根絶すると誓った少年は、壁の外にいる人類にとって最大の脅威へと変わっていく。「地鳴らし」はただのどんでん返しではなかった。友人たちが、彼のなったものと対峙せざるを得なくなった決断だった。
ミュージカルはその結末を書き換えない。それを演じる。ここがアニメの続編との違いだ。舞台では物語が別のかたちで息づく。音楽を手がけるのはLinked Horizon。アニメの象徴的なオープニング 「紅蓮の弓矢」を生んだグループであり、舞台作品とフランチャイズの音の看板をつなぐ役割を果たす。
アニメ最終章のワンシーン。地平線を見つめるエレン・イェーガー。キャストとクリエイティブ陣
シンガポール公演では、日本でキャラクターを演じてきた主要キャストが再び名を連ねる。
- 高野洸 がエレン・イェーガー、
- 相馬理 がミカサ・アッカーマン、
- 下村実生 がアルミン・アルレルト、
- 松田凌 がリヴァイ、
- 高橋俊一 がエルヴィン・スミスを演じる。
演出は植木豪、作詞は畑雅文と三浦香。アンサンブルは幅広く、ジャン・キルシュタインやサシャ・ブラウスからカルラ・イェーガー、フロック・フォルスターまで20人以上の俳優がカバーする。小規模な舞台ではない。全重量を抱えてツアーに出ることを前提に作られたプロダクションだ。
「進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)」のエレン。鋭い眼差しと顔に浮かぶ巨人の刻印。シンガポール公演のチケットはマリーナベイ・サンズの公式ページで販売中だ。ツアーの次の都市はワールドツアー公式サイトで発表されるが、今のところ追加日程は明かされていない。
漫画の完結から5年が経っても 「進撃の巨人」 が生き続けていることは、諫山の作品がどれほど深く刻まれたかを物語っている。そして次の大きな国際的展開が続編ではなくミュージカルであることは、繰り返すよりリスクを選んできたフランチャイズらしい判断だ。
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