報道写真家・岡村昭彦の生涯が高橋ひかるの手でマンガに
函館在住の作者が、記者の旧友と5年がかりで『Shutter Izen AKIHIKO』を刊行
報道写真家 岡村昭彦はベトナム戦争の取材で知られるが、その生涯がマンガになった。函館在住のマンガ家 高橋ひかるが 『Shutter Izen AKIHIKO』を完成させた。同じ函館生まれで1985年に亡くなったこの記者の人生をたどる作品だ。
企画が実を結ぶまで5年かかった。64歳の高橋は一人で描いたわけではなく、岡村の旧友の協力を得て、二人三脚でこの描き下ろし伝記をまとめ上げた。このニュースは 北海道新聞が先に報じた。
縛られずに生きた人物
岡村はベトナム戦争などの紛争取材で国際的な報道写真家として名を成した。その存在は、生まれ故郷であり、マンガ作者の出身地でもある函館に直接つながっている。
高橋は、この記者の自由な精神を描きたかったと話す。同紙が伝えたコメントによると、作者は今の世の中について多くの人が「押しつぶされ、どんどん小さく」生きているとし、岡村はその正反対だったと語る。そうした縛りを拒み、自分に忠実であり続けた人物だという。その性格こそが、この作品の大きな魅力だと作者は述べている。
作者はまた、このマンガを現在の状況にも結びつけている。いくつもの戦争が続くなか、岡村の歩みに触れることが読者が立ち止まって考えるきっかけになり得ると考えている。これは型どおりの伝記ではなく、テンポがあり、堅苦しさのない肖像だ。
5年に及んだ創作過程
刊行までの道のりは短くなかった。高橋は試行錯誤の過程が5年にわたったと語る。岡村の旧友との協力は、各エピソードと物語の調子を形作るうえで欠かせなかった。
現時点では、このマンガが紙で先に刊行されるのか、デジタル形式なのか、あるいは特定のプラットフォームを通じて配信されるのかは報じられていない。発売日や日本国外での展開も確認されていない。
はっきりしているのは、 『Shutter Izen AKIHIKO』 が、二人の主人公と函館とのつながり、そして時代に逆らって生きた写真家への作者の敬愛に後押しされた、個人的な企画として生まれたということだ。
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