ブランコを独占する子に立ち向かった母親「10秒たったら代われ」
漫画の作者が公園でよくある衝突を描き、読者からは自分ならどう反応していいか分からないという声が寄せられている。
子育てには、対応を迫られるとは思っていなかった瞬間がある。小さな子に公園で押されるのは想定内だが、知らない子が自分の子どもにブランコから降りろと怒鳴るのは別の話だ。イラストレーターで保育士の なしえマミ~ (Nashie Mami~)がこの体験を漫画にしてInstagramで公開したところ、大きな反響を呼び、こうした状況でどう行動すべきかという議論が起きている。
「 ブランコの順番トラブル 」と題されたこの作品が描くのは、どこの公園でも繰り返される光景だ。複数の子どもがブランコに乗る順番を待っていると、突然、年上の子が「もう10秒たったでしょ、代わって!」と叫び始める。作者は作り話を描いたわけではない。自分の娘と実際に経験したことだ。
なしえマミ~本人が日本のメディア Otonanswerの取材に語ったところによると、その場には他の保護者もいた。幼い子に付き添う人は何人もいたが、叫んでいる子の保護者は誰も見当たらなかった。大人のほとんどは無視してブランコから離れることを選んだ。ただ一人の母親だけが、自分の子がその子の真似をして「代わって!」と叫び出したため、わが子を注意しようと介入した。
横暴な子に対する母親の反応
漫画の主人公は、イラストレーターであると同時に保育士としても働いており、黙っていることを選ばなかった。まず娘と一緒に少しその場を離れたが、その後ブランコのある場所へ戻った。その子はまだそこにいて、今度は小声で話していた。彼女が見ていることに気づくと、気まずそうに視線をそらした。
なしえマミ~が似たような状況に対処したのはこれが初めてではない。インタビューでは、娘が1歳のときの別の出来事も振り返っている。5、6歳くらいの子が娘の前に立ちはだかり、遊具から降りられないようにしたのだ。「何度かどいてほしいとお願いしたんですけど、にやにやするだけで動かなかった。それで近づいて、真顔でじっと見たんです。そしたら最終的にどいてくれました。子どもは真顔を怖がりますからね」と笑いながら話す。
とはいえ、相手の年齢によって対応は変わるという。「2、3歳の子ならそこまで深刻には受け止めませんが、小学生になる子がやっていると、そういうことはしてはいけないと教えなければと思わずにはいられません」と説明する。「間違っていると分からせなければいけないと感じるので、行動に移します」。
「私なら逃げてしまう」、読者の反応
Instagramのコメントからは、この状況がほとんどの人にとってどれほど居心地の悪いものかが伝わってくる。「どうすればいいか分からない」「これに答えるのはとても難しい」「たぶん逃げてしまう」といった反応が投稿に寄せられている。また、よその子を注意したことがあると打ち明ける人もいて、結果はまちまちだったという。
作者が特に驚いたのは、こうした状況で夫は介入しないという読者からのメッセージだ。「うちの夫も無視して立ち去るタイプです」となしえマミ~は言う。「もしかしたら多くの男性が、何も言わずにそう対応するのかもしれないと考えさせられました」。
この出来事は、保護者や保育者の間で興味深い議論を呼んでいる。よその子を注意すべきなのか、それとも離れて衝突を避けるべきなのか。なしえマミ~はこうした体験を自身のInstagramアカウントやブログ てげてげで公開しており、そこではユーモアと実際の子育て体験を織り交ぜることが多い。現在は漫画 あなたの旦那が欲しい もPiccoma、Amazon、LINEマンガなどのデジタルプラットフォームで販売中だ。
なぜこの出来事を描こうと思ったのか、作者に迷いはない。「公園の遊具の順番トラブルは誰にでも起こり得ます。他の人にも同じような経験があるのか、どう対応するのが一番良かったのかを知りたくて、報告のような形で描きました」。
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