ソニーがCrunchyroll Storyworksを設立、海外の物語をアニメへ
新部門は世界中のクリエイターと日本のスタジオをつなぎ、新海誠やGhost of Tsushimaのプロジェクトをすでに準備している。
ソニー・ピクチャーズは、 Crunchyroll Storyworksの設立を発表した。海外の物語をアニメや実写の形式にアレンジすることに特化した新部門だ。日本のクリエイターと密接に連携し、Crunchyrollのコンテンツグループ内で運営される。
目的は明確で、日本と世界中の語り手をつなぐ架け橋となることだ。 Varietyが伝えたところによると、Storyworksから生まれるプロジェクトは、CrunchyrollとAniplexがすでに持つ合弁会社HAYATEを通じて、どの企画にゴーサインを出すかが決まるという。
CrunchyrollのチーフコンテンツオフィサーであるAsa Suehiraは、この瞬間をよく表す考え方で説明した。アニメは世界的な文化の力になり、今度はその特別さを生み出しているものを大切にする段階に入ったという。「それがStoryworksの目的です」と彼は語った。
日本と世界をつなぐ架け橋
ソニーが2021年にCrunchyrollを買収してからの成長を考えれば、この動きは驚くには当たらない。同プラットフォームはすでにストリーミングで最大級のアニメカタログを持ち、近年はソニー・ピクチャーズとの結びつきも強めてきた。2025年に劇場公開された 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』 がその例だ。
Storyworksが目指すのは、その先だ。海外の作品が、日本のクリエイターの視点を失わずにアニメ版を見つけられるようにすること。Suehiraは、アニメをアニメたらしめてきた独特の語り口とキャラクターを守ることが最優先だと強調する。置き換えるのではなく、広げるということだ。
他の企業が欧米のフランチャイズでやってきたことを思わせる発想だが、ここでの賭けはより有機的だ。Crunchyrollがグローバル配信とファンとの接点を担い、日本のスタジオがその技術を提供する。
最初のプロジェクトはすでに進行中
Storyworksは手ぶらで始まるわけではない。ソニーとCrunchyrollには、この方針に合致するプロジェクトがすでにいくつかあり、中でも2つが際立っている。
1つ目は、 新海誠監督の次回作だ。 『君の名は。』 や 『すずめの戸締まり』を手がけた監督で、Crunchyrollとソニー・ピクチャーズが海外配給権を獲得している。公開時期が来れば、世界の多くの映画館で上映されることになる。
2つ目は 『Ghost of Tsushima』のアニメで、Crunchyroll、Aniplex、ソニー・ミュージック、PlayStation Productionsが制作する。シリーズは、PlayStationのゲームのマルチプレイモード 『Ghost of Tsushima: Legends』を原作とし、2027年にCrunchyrollで独占配信される。
この2作品を看板に、Storyworksは小規模な実験をするつもりはないことをはっきり示している。注目作のアニメ化をカレンダーに並べに来たのだ。部門が本格的に動き出したとき、他にどんなプロジェクトが加わるのか見守りたい。
言及された作品
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