
残響のテロル
完結残響のテロル
日本の核施設への攻撃は、赤く塗られた「VON」という言葉だけを手がかりとして残した。半年後、自らを「スフィンクス」と名乗る二人の少年がインターネット上に動画を公開し、警察に挑戦状を叩きつけ、東京に混乱を撒き散らすと予告する。政府も警察も対応に追われ、市民の間に広がるパニックを止めることができない。
この危機のさなか、刑事・柴崎健次郎は刻一刻と迫る捜査へと巻き込まれていく。スフィンクスの仮面の裏に隠れているのは、存在してはならないはずの二人の少年、ナインとツエルブ。彼らは東京を揺るがしながら、自らを追い続ける悲劇的な真実を葬り去ろうと、欺瞞と秘密に満ちた世界を動き回る。