
ゆめだまや奇談
完結ゆめだまや奇談
菜穂は11歳の少女で、父と2歳の弟・純と暮らしている。母を純の出産後に亡くして以来、菜穂は弟の世話を一手に引き受けており、友達と遊んだり自分の時間を持ったりすることができない。その責任は彼女に強い不満を募らせ、普通の子ども時代を切望していた。
ある日、夢売り屋と名乗る謎の男・小太郎が菜穂の前に現れ、日常から逃れられる夢の世界へ連れて行くと申し出る。しかし、その出会いを境に奇妙な現象が起こり始める。菜穂は現実の間を跳び回るようになり、友達と遊んだり、両親と再会したり、弟の夢の中にまで足を踏み入れたりする。
次々と現れては消える世界の渦に巻き込まれた菜穂は、自分の心の奥底にある本当の願いと向き合い、夢売り屋に何を望むのかを見つけ出さなければならない。
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