夢かもしれない話
完結夢かもしれない話
若い女性が、静かで何もない部屋で目を覚ます。どうやってここに来たのか、その前に何があったのかも思い出せない。周囲にあるのは、別の時間や別の世界から来たかのような、場違いな日常の品々だけだった。
空間を探索しながら、主人公は記憶の断片をつなぎ合わせようとする。現実と夢の境界は次第に曖昧になり、触れる物のひとつひとつが、おそらく存在しなかったはずの記憶を呼び起こす。若い女性は、自分が体験していることが夢なのか、それとも現実のほうが思っていた以上に奇妙なのかを、見極めなければならなくなる。