宵がつぶやく
完結宵がつぶやく
夕暮れが訪れると、誰もいない公園で一つの街灯が灯る。蛾が光の周りを舞っていたが、突然、時間が止まったかのように空中で静止する。街灯の下では、動物の形をしたブランコが命を宿し、滑り台やシーソー、揺れる乗り物など、他の遊具たちも動き出し、光を囲んで静かな輪を作る。
公園に一人残された幼い少年が、好奇心に駆られて近づき、遊具たちの間に迷い込む。少年は気づかないうちに、通りの街灯が次々と点灯していく。周囲を照らす光が増えるにつれ、遊具たちは踊りをやめ、再び動かなくなる。
やがて中央の街灯が消え、少年は薄闇の中に取り残される。公園はいつもの静けさを取り戻していく。
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