金色の背景から一羽の鶴が舞い上がり、黒い墨の筆致が命を宿したかのように広がっていく。カメラは、17世紀の巨匠・俵屋宗達による絵巻「鶴下絵和歌巻」の全長13メートル53センチをたどっていく。鳥たちの動き、書、草花のモチーフが絡み合い、幻想的な映像の舞踏を織りなす。
山村浩二監督は、この日本の古典作品に没入し、作者の意図を読み解こうとする。実験的なアニメーションを通じて原画を再解釈し、伝統芸術が現代の視点からいかに読まれうるかを探求しながら、静止したイメージに新たな命を吹き込んでいく。
登場人物 — 鶴下絵和歌巻
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