月夜とめがね
完結月夜とめがね
満月の夜、村はずれに一人で暮らす老女のもとを、一人の眼鏡屋が訪れる。年を重ねるうちに視力が弱くなった老女は、縁の大きな鼈甲の眼鏡を買うことにした。
老女が眼鏡をかけてみると、周りの世界が一変する。月明かりはより輝きを増し、物々は魔法のような光をまとい始める。しかし、そのレンズを通して見えるのは、夜の秘められた美しさだけではなかった。現実の見え方を変えてしまう、思いがけない何かがそこにはあった。
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