
トイレの神様
完結トイレの神様
小さな女の子は、夏休みを田舎に住む祖母の家で過ごす。そこで祖母は、ある不思議な言い伝えを教えてくれる。トイレを掃除するときは、心を込めて丁寧に磨きなさい。そこには願いを叶えてくれる神様が住んでいるのだから、と。女の子は最初、その意味を完全には理解できないものの、やがてその習慣を大切に受け入れていく。
月日が流れ、女の子は成長して祖母やあの教えから遠ざかっていく。しかしある日、彼女のもとに故郷へ戻らざるを得ない知らせが届く。幼い頃の記憶と向き合うことになった彼女の中で、祖母との絆と、あのトイレの神様の意味が、思いがけない形でよみがえってくる。