
タイドライン・ブルー
完結タイドライン・ブルー
「エデンの鉄槌」と呼ばれる大災害から14年。陸地の90%が水没し、60億の命が失われた世界で、人類は生き延びる術を模索していた。キールは、その災害がもたらした原子力発電機のエネルギーによって栄える村・矢櫃で暮らす青年である。彼の近親者であるアオイは、新国連の事務総長として、人種や宗教の違いを乗り越え、悲劇を新たな世界を築く好機と捉え、平和を追求していた。
しかし、アオイの平和主義的な努力は、変化を拒む国々の抵抗に阻まれる。そうした中、軍人グールドは、秩序を強制する唯一の道は軍事力にあると信じていた。キールの兄・ティアンを含む乗組員とともに原子力潜水艦ユリシーズを指揮するグールドは、クーデターを決行し、新国連に宣戦布告。その攻撃は、キールの故郷である矢櫃にも及ぶのだった。
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