
天保異聞 妖奇士
完結天保異聞 妖奇士
天保十四年、江戸の町は「妖夷」と呼ばれる異形の者たちに脅かされていた。山や大地から現れる、忘れ去られた古の神々である彼らは、人々を襲い、混乱と恐怖を撒き散らしていた。\n\nこの脅威に立ち向かうため、表向きは異国の書物を研究する機関「蛮社改所」が存在した。しかし、その実態は「奇士」と呼ばれる戦士たちを密かに集め、妖夷と戦わせる組織である。その一員である竜導往壓は、自らの名と過去を否定し、各地を放浪してきた男だった。だが、ある妖夷との遭遇をきっかけに、彼は自身の内に眠る力と向き合うことを余儀なくされる。それは、妖夷の真の名を見出し、それを武器として祓う「綾神」の力だった。