
蛸の骨
完結蛸の骨
若き漁師・浦島太郎は、ある日海辺で一匹の海亀を助ける。するとその海亀は、お礼として太郎を海の底にある竜宮城へと招待する。竜宮城では美しい乙姫が太郎を迎え入れ、色とりどりの魚たちが舞い、毎日が宴のように楽しく、まるで時間が飛ぶように過ぎていく。太郎はそこで何不自由ない夢のような日々を送る。
やがて故郷が恋しくなった太郎は、乙姫に別れを告げて村へ戻る。しかし、村の様子はすっかり変わっており、知っている人は誰もいない。自分が竜宮城で過ごした短い間に、地上では長い年月が経っていたのだった。途方に暮れた太郎は、乙姫から「決して開けてはならない」と言われていた玉手箱を開けてしまう。すると中から白い煙が立ち上り、太郎は瞬く間に老人の姿へと変わってしまう。
この浦島太郎の伝説から派生した物語のひとつに、海の底で暮らす蛸が、ある謎めいた出来事によって自分の骨を失ってしまうという話がある。
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