せんぼんまつばら 川と生きる少年たち
完結せんぼんまつばら 川と生きる少年たち
1753年、静岡の千本松原地域は深刻な洪水に見舞われた。被害を食い止めるため、幕府は遠く離れた薩摩(現在の熊本県)の住民たちに、木曽川・長良川・揖斐川での治水工事を強制する。
薩摩から集められた若者たちは、家族とともに堤防や水路の建設という重労働に従事する。慣れない土地での厳しい環境、十分な食料も与えられない日々、そして理不尽な扱いが続く中で、民衆と為政者の間の溝は次第に深まっていく。
やがてその積み重なった不満は、数十年後に起こる大規模な一揆へとつながっていくのだった。