RED FOREST
完結RED FOREST
アミイは血に染まった大地の上を休みなく走り続け、暗い森や淡い光に包まれた暖かな野原を抜けていく。何が自分を追っているのか、なぜ逃げなければならないのかも分からぬまま、恐怖に駆られて足を速める。一歩ごとに風景は薄暗がりと輝きの間で姿を変え、現実と夢の境界は曖昧に溶けていく。
少女に休息も答えも訪れない。足元の地面は湿った落ち葉から乾いた草へと感触を変え、孤独の中で自分の足音だけが響く。この幻想の世界で唯一確かなのは、立ち止まることが自分を狙う何かと向き合うことを意味するということだけだ。逃げ続けることだけが彼女の現実となり、恐怖と希望の終わりのない循環が続いていく。
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