
POKER
完結POKER
小さな鳥の赤ちゃんが、世界を巡る旅に出る。道すがら出会う風景や物体は、思いがけず次々と姿を変えていく。山々は波打ち、街並みは色とりどりの模様に溶け、日常の輪郭はあっという間に消え去る。その先に広がるのは、色彩と動きに満ちた不思議な宇宙だ。
Shugo Tokumaruの音楽に寄り添われながら、鳥は現実が絶えず歪んでいく環境を探検する。出会うものすべてが視覚的な変容を引き起こし、論理では追いつかない光景が連続する。画面は遊び心にあふれ、見る者を夢と現のあわいに誘い込む。
やがて旅は、形も音もひとつに溶け合う詩的な体験へと変わっていく。小さな鳥の羽ばたきが、世界そのものを描き直していくかのようだ。