
大きい1年生と小さな2年生
完結大きい1年生と小さな2年生
まさやは小学1年生。同年代の子どもと比べてひときわ大きな体を持っているが、その心は体と同じくらい繊細だった。毎朝の通学路は、彼にとって試練の時間だ。小さな森を抜ける薄暗い小道が、どうしても怖くてたまらない。そんなまさやを恐怖から救ってくれるのが、あきよだった。あきよは小学2年生で、体は小さいけれど、まさやが心から憧れるほどの勇気と強い意志を持っている。
ところがある日、あきよが泣いてしまう出来事が起こる。強くてしっかり者のあきよの涙を見て、まさやは彼女の笑顔を取り戻したい、そして自分も強くなれると証明したいと願うようになる。彼は一人きりの冒険に出ることを決意する。
目指すのは、いつもの通学路よりもずっと恐ろしい場所、遠くの一本杉の森。あきよが大好きな斑入りのホタルブクロの花を見つけるために。
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