Onita no Boushi
完結鬼の子・鬼太は、ある寒く暗い夜、たった一つの帽子だけを持って家を追い出されてしまう。他の家に避難しようとするが、人間たちは鬼を追い払うために、入り口にヒイラギやイワシの頭のお守りを飾っており、中に入ることができない。
ところが、そうしたお守りもなく、炒り豆もまかれていない家が一軒だけあった。そこには少女と病床の母が暮らしていた。少女は母の看病に明け暮れ、食べる時間もお金もなく、節分の準備どころではなかった。彼女たちの苦境を知った鬼太は、どこからか食べ物を手に入れると、男の姿に変装して少女に差し出し、「作りすぎてしまった」と伝える。そして、たった一つの思い出である帽子を残し、新たな住みかを探す旅に出る。
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